建築

防水層の耐用年数はどれくらい?.

防水層の耐用年数は、仕様や工法、断熱材の有無、保護材の有無、屋上の使用頻度等、様々な要因により大きく異なります。下記に示す年数は、あくまで目安となります。実際の劣化状況は専門家による調査をご依頼ください。

鉄筋コンクリート造の建物の寿命は、60~65年程度といわれています。そして建物を守る代表的な防水機能の寿命はおおよそ下記の通りとなります。防水層の寿命を考えると、建物のライフサイクルの中で2~4回の防水改修をすることが必要となります。

  • アスファルト防水押えコンクリート仕上げ

  • アスファルト防水露出砂付き仕上げ

  • 合成高分子系シート防水

  • ウレタン塗膜防水

※建設省総合開発プロジェクト(昭和55年~59年)の「建設防水の耐久性向上技術」資料より引用。

工法の種類費用耐用年数防水工事・工法の特徴
ウレタン防水一般的10~12年改修工事が簡単、廃材が出ないので工期・費用を抑えることができる。
シート防水安価10~12年厚みが薄いので損傷しやすいが、工期・コストを抑えることができる。
FRP防水一般的8~10年施工中の臭気はあるが、軽量強靭で耐水・耐候・耐食性に優れている。
アスファルト防水高価15~20年防水層が厚く、施工のばらつきも少なく耐用年数が長いので安心。


屋上防水工事の料金目安

工事料金の目安

Price List


屋上防水工事の料金目安

あくまでも目安。

工法・仕様単位単価備考
ウレタン防水:密着工法1㎡2800円~ベランダ・共用廊下などに
ウレタン防水:通気緩衝工法1㎡4900円~屋上・バルコニーなどに
FRP防水:密着工法1㎡6000円~木造住宅の屋上・ベランダなどに
FRP防水:通気緩衝工法1㎡7800円~小規模な屋上・屋上緑化に
アスファルト:トーチ工法1㎡3500円~アスファルト露出防水層の改修に
塩ビシート 機械固定1㎡5200円~既存の露出防水層にかぶせる工法


防水工事の一般的な価格・費用(別業者)。

  • ウレタン防水=4,500~7,500円程度
  • シート防水=4,000~7,000円程度
  • FRP防水=5,000~7,500円程度
  • アスファルト防水=5,500~8,500円程度

木造住宅ベランダ防水プラン

多くの一般住宅に施工されているFRP防水。そのベランダの再生プランです。 

工事内容2畳程度(3㎡まで)4畳程度(6㎡まで)6畳程度(9㎡まで)
保護塗装塗り替え4万5千円~5万5千円~6万5千円~
FRP+保護塗装7万5千円~11万円~15万円~
下地作り+FRP+保護塗装12万円~15万円~19万円~

は雨漏りがない状態で、グレー色の保護塗料の剥がれや色褪せがある場合に。
はひび割れや雨漏り(天井のしみ等)がある場合。
は雨漏りしていて、歩くと床がブカブカする(下地の痛みや腐朽が激しい)場合

上記はあくまで目安。屋上やベランダの状態・立地条件や実際の面積を実測し、正確なお見積りをもらう。
防水工事や雨漏りの修理には、長期の保証もあるか確認する。



シーリング防水工事                   

工法・仕様単位単価備考
ウレタン系NB:撤去打ち替え1m600円~下地シーリングなどに
変成シリコン系:撤去打ち替え1m750円~外壁目地やサッシまわりなど
ポリサルファイド系: 〃1m750円~外壁パネル・石材の目地に
シリコン系:撤去打ち替え1m550円~ガラス周りキッチン・風呂場など


見積りを作成する際、施工面積を正確に求める事が必要です。坪数計算では、窓の開口部などを引いた正確な面積計算ができません。㎡単位(平米)で算出しております。
1坪 = 約 3.3 ㎡(3.30578 ㎡) 1㎡ = 約 0.3 坪 (0.3025 坪) 1畳 = 1.548 ㎡ ( 江戸間 )
1尺=約378.388mm 1寸=30.303mm 1分=3.0303mm

出典元 阿部防水さん
https://www.abe-bousui.com/index.php?%E9%98%B2%E6%B0%B4%E5%B7%A5%E4%BA%8B%E3%83%BB%E6%96%99%E9%87%91%E3%81%AE%E7%9B%AE%E5%AE%89

矩計図とは

矩計図(かなばかりず)は、建物の最も主要な部分を上下に切断した断面詳細図の一つですが、建築主にとってはわかりにくく、何をどう見ればいいのか難しい図面ですね。
  でも、この図面は、屋根、外壁、内部、基礎などの下地や仕上げ、材料、工法など建物の仕様(品質)をつかむ上で仕様書と匹敵するほど重要な図面です。 そして建築士が見れば、仕様書と矩計図だけで、その建物の隠れた性能や仕様を確認できる大切な、大切な図面です。

  たとえば基礎の形状や配筋などの基本的な考え方。床下防湿や基礎の高さ。土台の種類や防腐処理の範囲。床組の方法。外壁の仕上げや通気工法の有無。バルコニーの防水方法。屋根や内部の下地や仕上げ。小屋裏換気の考え方。断熱材の種類や厚みなど、建物の主要な構造や材料を記載し、その建物の仕様(品質)を明確に図示した図面です。

注:この図面の作成は手間がかかるため、個別の建物の図面を書かずに、標準的な矩計図を使う会社も存在していますが、建物の仕様(品質)がわかればいいですから、それはそれで差し支えありません。 

注:会社によっては、矩計図をまったく作成いなかったり、建築主に言われたから仕方なしに、おざなりな図面を提出する会社も存在しています。しかし、このような会社は仕様書(仕上表)も記載が少なく、いい加減な場合が多く、建物の品質を大事にしていこう。と考えている会社ではない場合がほとんどですから、建物の品質面のチェックはなおさら欠かせません。。 

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杭抜き工事はやらなければならないのか

解体工事を行う際、「杭抜き工事」という言葉を耳にされたことはあるでしょうか。
最近ではマンションの基礎工事の偽装データ問題などで、この「杭」の重要性、安全性がクローズアップされています。

そもそも「杭抜き工事」とはどのようなものなのでしょうか。その概要を少しでも理解しておけば業者に工事を依頼する際、「業者まかせ」にならずに済むはずです。工事は住宅の安全性、人命にも関わる問題です。

ここでは「杭抜き工事」の概要及び、メリット・デメリットについて考えてみたいと思います。



杭抜き工事とは何なのか。施主が判断すべき事とは

まず、杭抜き工事とはどのようなものなのでしょうか。杭抜き工事とは基礎工事の一つで、地盤が軟弱な場所に建物の荷重を地盤が支持できるように杭を打ち込む工事のことです。

まさしく「縁の下の力持ち」の役割を果たすものです。 鉄製やコンクリート製などの杭を打って硬い地盤まで到達させる「支持杭」、支持層まで杭が届かない場合に用いられる杭の摩擦力で建物の荷重を支持する「摩擦杭」などがあり、施工方法は様々です。

例えば、解体後に土地を更地に戻して転売する場合には、基礎杭をはじめとした旧杭はすべて引き抜くことになります。一方で、新たな建物をその土地に建てることが既に決まっている場合、基本的に新たな建物の基礎杭の部分に相当する旧杭は引きますが、一般的にその他は引き抜かずに残しておきます。

また、基礎などを引き抜いた際にできる穴を埋めるかどうかも少し考える必要があります。その穴をそのまま再利用することができるのであれば、これを埋めるだけの時間と手間と費用が節約できることになります。

ですので、杭抜き工事をする場合、以前の杭打ちをした時よりも先を見据えて工事をしたほうが良いでしょう。

杭抜き工事のメリットとデメリット

 では、実際の事例に照らし合わせて杭抜き工事のメリットとデメリットについて考えてみましょう。

杭を抜かないという選択。大切なのは「保証」

更地に物件を建てる場合と違い、杭抜き工事を行わない場合は解体する物件の杭や、工事によってできる杭が埋まっていた穴の跡を埋める必要がありません。そのため費用も抑えられ、杭を途中でカットなどをすれば更にコストダウンにつながります。

しかし、ここで肝心なことは「保証」です。もし、杭抜きをせず地盤沈下したり、建物が傾いてしまった…。このような場合、施主の判断で行ったのだからしょうがない、ということになるのでしょうか。

杭抜き工事を行わない場合には、万が一の事態を想定して、杭の施工業者によって保険に掛かっているのが一般的です。仮にハウスメーカーに一括で依頼した場合、「地震保険に入っていれば大丈夫」などと言って、話を濁してくる可能性もあるので、工事を行う前にいくつかの業者の見積りをもらい、アドバイスを聞いたうえで判断するとよいでしょう。

また、忘れてはならないのが必ず地盤調査を行うことです。さらに設計図面が有れば事前に基礎杭の有無の判断が出来る場合もあり、鬼に金棒です。もし、見つからない場合は不動産屋などに問い合わせてみるとよいでしょう。

杭を抜くという選択。行政への確認が必要な場合も

費用のコストダウンは短期的には魅力ですが、杭抜き工事の有無が将来的にデメリットをもたらすことがあります。

例えば、土地を売却する場合、売り主は重要事項として杭の存在を買い主に伝える義務があります。その際、杭が残っていれば地価が下がる可能性があります。

また、新しく建物を建てる際にも杭の影響で何らかの支障が出たり、コストアップにつながる可能性は否定できません。杭抜きをあらかじめすることによって、こうした手間は省けることになりますので、先を見据えた場合にはデメリットと言えるでしょう。

盲点なのが、建物を支えていた杭が、建物の解体を通じて産業廃棄物へと法的な解釈によって変わる場合です。自分の敷地であっても廃棄物を放置することは、廃棄物処理法違反(不法投棄)に該当する恐れがあるため基本的には禁止されています。

ですが行政に相談し、杭抜き工事が近隣への危険性が高いなどの理由から、「抜く必要はない」という見識が得られた場合には、杭を抜かずに置いておくということも可能です。

環境省 建設工事等から生ずる廃棄物の適正処理について

業者に依頼する場合は慎重に。分からないままで済ませないこと

土地によってはどうしても杭抜きの為の重機が入れない場所というものがあるものです。昔の技術では人為的な作業が限界であった場所でも、重機や解析データを読み取るコンピューターの発達によって可能な範囲は増えてきました。

それでも大型重機が入れない場所等では地盤改良など違った方法で建築物の下支えを考えざるを得ません。

業者によっては「安全性を考えれば、やっぱり杭は打った方が良いですよ」と実際は不可能な工事を迫ってくるケースもあります。杭抜き工事は専門知識や専門技術が求められます。しかし、いくら腕が良くても施主に対して誠意ある施工を行ってくれなければ、後で後悔することになります。

「費用をかけたくないから」「安価でなるべく済ませたい」という理由で判断を誤ってしまうと業者選びが疎かになってしまいますので、長期的な視野で業者のアドバイスを聞く姿勢が必要ではないでしょうか。

まとめ

解体前に杭の状態を把握することは困難です。設計図面などの資料を手がかりにある程度は分かりますが、業者と話をしてみないことにはわかりません。

その際、費用を中心に杭抜きの有無を判断すると、住宅の安全性や人命に関わるような事態にも繋がります。

まず、杭が建築物においてどのような役割を果たしているのかを施主自身が理解し、専門家のアドバイスを受けながら工事の内容を決めていくことが大切です。現状埋まっている杭を最も活かせる方法を考えることが重要です。

マンションの畳のサイズって?



マンションの間取りを見るときに平米数畳数がありますよね。

家全体の広さを見るときは、

「3LDKで80㎡は欲しいな~」

なんて平米数でイメージする人の方が多いのではないのでしょうか?

でもリビングや寝室などは
リビング 16㎡”よりも“リビング10畳”と聞いた方がイメージがし易いと思います。

私達の日常生活では、まだまだ『』が密接している証拠でもあります。

最近では琉球畳をインテリアの一部として使用する人も多いと聞きます。

そんな畳の大きさですが、“地域によって異なる”ことを知っているでしょうか。

地域によっての違いを比べてみましょう

こんなに畳の大きさって違うんです!↓
①中京間(三六間とも呼ぶ)
 約182cm×91㎝
 主に愛知・岐阜・三重の東海地方で使用されます。
 
②京間(本間とも呼ぶ)
 約191cm×95.5㎝
 主に京都を中心に近畿・中国・四国・九州で使用されます。

③江戸間(五八間・田舎間とも呼ぶ)
 約176㎝×88㎝
 主に東京を中心に関東地方で使用されます。

マンションの畳のサイズはこのどれもに当てはまりまらず団地サイズでほとんどが統一されています。
④団地サイズ
 約170㎝×85㎝
 主に団地、マンションなどで使用されます。

すごいサイズがの違いますよね。。
ではもっとわかり易くするために、各畳を平米数で計算して比較してみましょう。
①中京間 0.91 ×1.82=1.6562㎡

②京間  0.955×1.91=1.82405㎡

③江戸間 0.88 ×1.76=1.5488㎡

④団地サイズ 0.85×1.7=1.445㎡
なんと団地サイズは一番大きい京間の約80%の大きさしかないんです

つまり団地サイズの6畳は、京間の約4.8畳しかないということになります。

これでは一軒家に住んでいた方がマンションのモデルルームを見にいった時に

「10畳ってこんなに狭かったかな?」

と思うのも当然ですよね。

では、マンションのパンフレット等の部屋の大きさは“団地サイズ”で表示しているかといえばそうではありません。

不動産公正取引協議会の決まりでは、
マンションの一畳は1.62㎡以上で表示する 規約があります。
パンフレットに『和室6畳』と記載してある場合、1.62㎡よりも大きい中京間や京間の畳を使用しているならばOKですが、1.62㎡よりも小さい江戸間や団地サイズの畳を使用している場合は違反になります。

その場合は、『和室6畳』と記載するか、平米数で表示をしなければいけないのです。
(ほとんどのマンションが広く感じさせたい為に、団地サイズで表現しているはずです。)

パンフレットにはっきりと『和室6畳』『リビング12畳』などと記載がある場合は必ず担当者に基準の畳の大きさを確認するか、6畳の部屋の平米数を聞きましょう。

1.62×6=9.72㎡以上なければいけないのですから。

これからマンションを購入される方は、『
畳のサイズ』のことを理解した上で部屋の大きさをイメージして下さい。

特に青田買いをされる方は

「リビングもっと広いと思っていたのに・・・」

なんてことがないように十分気をつけて、想像通りの大きさのマンションを購入できるようにしてください。
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